2007年 05月 23日
ひぐらし感想その2 |
え~、前の記事でひぐらしのなく頃にの批判をしましたが、今回もその続き・・・。
ミステリー作品として今作は犯人や犯行の具体的内容は一切明かさずにすべてを読者に考えてもらうという形になっています。
よって、答えは作者が想定したもの意外にも無数に存在し、どれが正解でもなければ不正解でもありません。
つまり、答えの無い推理小説みたいなものです。
しかし作者は答えの無いものに対して答えがあると断言し、超常現象的存在を出してそれを解決しようとしました。
これは推理でもなんでもないと思いますが、作者曰く「与えられた構成物だけではなく、与えられていないものも含めて考えることが推理である」との事。
一見してまともな事を言っている様にも見えますが、実質は穴だらけです。
まず、推理するためには推理の範囲を想定しなくてはいけません。
この物語の場合は昭和58年の寒村です。
昭和58年の寒村に謎の陰謀組織が暗躍し現代を超える超常科学力で超常的事件が起こったのだ!という事は簡単です。
物語としてはありだと思います。
しかし、これは与えられた定義の範囲を明らかに超えており、定義を否定したものを空想する行為は推理ではなく妄想と言います。
この作者は妄想を推理だと言い張り、どのような妄想を使ってでも物語が解決できれば良いとしています。
それではどのような事でも可能になってしまうので正解は存在しないわけですが、作者が想定した妄想のみが唯一の正解としており、その妄想を当てることが推理なのだと言っている様はもはや頭が狂った人、電波としか言いようが無いです。
ツインピークスというドラマが昔流行りましたが、物語を広げすぎたために収集がつかなくなった良い例としてひぐらしとそっくりです。
エヴァンゲリオン以降は謎をちりばめていき、謎を明かすときは必ず別の謎を用意する、物語が終了しても謎は明かさなくても良いという風潮が出来上がりました。
これは製作者が適当に謎を作って、その謎が何なのかをまったく考えないまま物語を作っていくことが可能になったとも取れます。
ひぐらしのなく頃にはまさにこれと同じ手法で、謎を用意するが謎の答えは用意しない、数多くのファンが謎を解き明かそうとあの手この手で考えた思案の結果を見て、どのように謎の答えを出すか、そして新たな謎をどうやって出すかというのを後だしじゃんけんの如く決定しているだけです。
散々に否定したわけですが、この作品の演出は非常に素晴らしいです。
雰囲気が良く出ていますし、ホラー作品としては秀逸だと思います。
ですから、もっとまともなメインシナリオ作家を備えて新たなワールドを作って欲しいいですね。
ミステリー作品として今作は犯人や犯行の具体的内容は一切明かさずにすべてを読者に考えてもらうという形になっています。
よって、答えは作者が想定したもの意外にも無数に存在し、どれが正解でもなければ不正解でもありません。
つまり、答えの無い推理小説みたいなものです。
しかし作者は答えの無いものに対して答えがあると断言し、超常現象的存在を出してそれを解決しようとしました。
これは推理でもなんでもないと思いますが、作者曰く「与えられた構成物だけではなく、与えられていないものも含めて考えることが推理である」との事。
一見してまともな事を言っている様にも見えますが、実質は穴だらけです。
まず、推理するためには推理の範囲を想定しなくてはいけません。
この物語の場合は昭和58年の寒村です。
昭和58年の寒村に謎の陰謀組織が暗躍し現代を超える超常科学力で超常的事件が起こったのだ!という事は簡単です。
物語としてはありだと思います。
しかし、これは与えられた定義の範囲を明らかに超えており、定義を否定したものを空想する行為は推理ではなく妄想と言います。
この作者は妄想を推理だと言い張り、どのような妄想を使ってでも物語が解決できれば良いとしています。
それではどのような事でも可能になってしまうので正解は存在しないわけですが、作者が想定した妄想のみが唯一の正解としており、その妄想を当てることが推理なのだと言っている様はもはや頭が狂った人、電波としか言いようが無いです。
ツインピークスというドラマが昔流行りましたが、物語を広げすぎたために収集がつかなくなった良い例としてひぐらしとそっくりです。
エヴァンゲリオン以降は謎をちりばめていき、謎を明かすときは必ず別の謎を用意する、物語が終了しても謎は明かさなくても良いという風潮が出来上がりました。
これは製作者が適当に謎を作って、その謎が何なのかをまったく考えないまま物語を作っていくことが可能になったとも取れます。
ひぐらしのなく頃にはまさにこれと同じ手法で、謎を用意するが謎の答えは用意しない、数多くのファンが謎を解き明かそうとあの手この手で考えた思案の結果を見て、どのように謎の答えを出すか、そして新たな謎をどうやって出すかというのを後だしじゃんけんの如く決定しているだけです。
散々に否定したわけですが、この作品の演出は非常に素晴らしいです。
雰囲気が良く出ていますし、ホラー作品としては秀逸だと思います。
ですから、もっとまともなメインシナリオ作家を備えて新たなワールドを作って欲しいいですね。
by minister0330
| 2007-05-23 10:16
| ラノベ、アニメ